小石のような宝石

大切なものを抱えて歩いていたら

小さな何かに躓いた。

抱えていたものを落とし、慌てて探してみたけれど

見つかったのは躓いた小さな何か。

小さな何かには見向きもせず、抱えていたものも見つからず

やがて探すことも諦めてしまった。

今になって小さな何かが大切なものだったと気づいた。

終り無き迷走

その先に光が無いとわかっていても、その道を歩み続ける意味はあるのだろうか。

光の射す道を見つけたとしても、その道を歩む勇気もないのなら。

きっとそれは終り無き迷走。


明後日は遊戯の大会です。

勝てる気がしないのは自信よりも実力不足。

使用候補デッキはたくさんあるけれど。

楽しむことのできない趣味ならいっそ辞めてしまえ。

分岐点

尊さ故に
　求めるのか
　手放すのか


非力故に
　諦め忘れてしまうのか
　永久に想い続けるのか


無力故に
　自分が消えないよう灯火を消すのか
　灯火を消さないよう自らを消すのか


答えはひとつじゃないけれど
大切なことはたったひとつのはずだから

例え笑って終れなくても。

幻想と虚構

悲しい夢。楽しい夢。

夢を見た後思うのはどうして醒めてしまったのか。

醒めない夢ならばそれが現実で居られたのに。

現実を見据えることはできてると思うけれど。

夢とわかっていてもすがらずには居られない。

それが夢でなくなったとき、人はどこに居るのだろう。

共通理念ではないけれど、人にとって大切なことはただ一つ。

けれど人は彷徨う者。幻想と虚構を背にしながら。

全て遠き理想郷

決して手に入らないものだとしたら、諦めないことに意味はあるのだろうか。

所詮は醒めない夢。ただの理想ならば溺れているのだろう。

それでも理想に溺れ夢に浸っていることが幸せだとしたら。

大切なものは大切なものがあるということかもしれない。

それでも大切なものを手に入れたいと思う気持ちは真実。

それを虚偽と信じようとしているのは、幸せを拒絶しているのか、偽りの幸せに浸っているのか。

結局は逃避なのだろう。けれどそれは決して手に入らないもの。それは遠き理想郷。